国語科教育(中)理論研修会 終了

テーマ 言語活動の充実の問題点と課題     
日 時 平成23年6月21日(火) 15:00〜16:30     
会 場 石狩教育研修センター     
講 師 笠井 正信 氏
  (中央大学文学部 特任教授)
     
参加者 約25名     
研修会

ようす
 
1.問題の所在
 (1)なぜ「言語活動の充実」か?
 (2)国語の力と「言語活動の充実」の関連は?
 (3)国語科で「言語活動の充実」とは?
 (4)学習の主体を取り戻すために

2.言語活動の充実が求められる背景
 (1)知識基盤社会の到来、グローバル化の進展
 (2)国内外の学力調査の結果
 (3)教育基本法の改正、中教審の答申、学校教育法改正等から
   学力の規程の明確化

3.思考力・判断力・表現力等を育む学習活動
 (1)習得した基礎的・基本的な知識・技能を活用して、思考力・
   判断力・表現力等を伸ばす。
 (2)そのための創作・表現活動、発表・報告、論述・討論である
 (3)その中で国語科は基本的な「国語の力」を定着させたり、言
   語感覚を磨いたりするとともに、発達の段階に応じて、記
   録、要約、説明、論述といった言語活動を行う能力を培う。

4.言語活動の考え方;言語の役割(機能)を踏まえた言語活動の
  充実
 (1)知的活動(論理や思考)に関すること
 (2)コミュニケーションや感性・情緒に関すること

5.言語活動を充実させる指導と事例
 (1)『言語活動の充実に関する指導事例集〜思考力、判断力、表
   現力等の育成に向けて〜【中学校版】』
 (2)指導事例の示し方
 (3)『走れメロス』を読んで批評すること(言語活動)を通して、
   どのような読む力等を育むか

6.這い回る経験主義、活動主義にならないために(提案として)
 (1)指導目標の構造化を図る
 (2)生徒の発達に応じた「言語活動」を充実させる